(技術資料2)膨潤作用とは
酸性雨などの影響
●窒素酸化物の硝酸地上沈着で地上生物被害
●特に、希薄硝酸水溶液によるアルカリ性物質・酸性物質溶脱・溶出による、植物pH・金属障害及びコンクリート構造物障害・重金属膨潤作用・酸性条件下での剥離・泥土化
膨潤泥土化による、地滑り災害原因のメカニズム
●成層圏付近での、窒素酸化物がガスエアロゾルにて酸化劇物化され、硝酸イオン(NO3−)になっていることは以前より知られている。
●最近の傾向では、その窒素酸化物の劇物化が対流圏の低空雲海、及び有機物残渣堆積物(ゴミの山)内に於いてもガスエアロゾルが起きている。
●このことから、窒素酸化物が水に溶け込み希薄硝酸水溶液(HNO3)を形成し、土を強酸性にすると同時にアルカリ性物質を溶出させことにより、酸性条件下に於ける二価アルカリ物質の膨潤作用が生じる
膨潤による大規模地滑り
膨潤作用初期現象
不適切植生地膨潤崩落
膨潤によるクラック
膨潤によるウロコ状剥離
ウロコ状からサイコロ状へ
膨潤が進み順に泥土化

砂礫質層膨潤作用
堆積層膨潤作用
砂礫層膨潤作用
緑化不備と膨潤作用陥没
可溶性鉄アルミナ溶出・溶脱
岩石・粘質堆積岩の泥土化
まとめ
●膨潤作用を抑制するには腐植化物の施肥
●膨潤作用は酸性雨等に含む微量の大気汚染物質(酸)で生じる。
●特に建設工事等で表土を剥がした土を酸性にすることで生じる。
●腐植の少ない針葉樹森林で起き易い。
●大気汚染物質窒素酸化物(硝酸)の影響が非常に大きい。
●大気汚染物質硫黄酸化物(硫酸)でも強酸性下では影響大。
●酸性土壌をアルカリ性物質で中和することで起き易い。
●二価物質(二価鉄(Fe2O3))(二価アルミニウム(Al2O3))や化成肥料(カリウム(K2O))などは酸性条件下でアルカリ反応膨潤作用。
●粘性土のモンモリロナイド・生石灰・セメントも硝酸により膨潤作用を起こす原因となる。

カッセー工法連合協会



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